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障がい者乗馬とは



 乗馬は、老若男女、ハンディのあるなしに関わらず、誰にでも楽しめるスポーツでありレクリエーションです。RDAは、ボランティアの多大な熱意と献身的な活動を基盤にしているため、全面的には療法効果をうたわないことにしています。しかし、実際には多くの理学療法士、作業療法士、医師、特殊教育者などの支援を受け、大きな治療的な効果を上げています。

 乗馬によって得られるものとしては、身体的、心理教育的、社会的なものが挙げられます。

◎身体的なもの

 馬の三次元運動により、身体は前後・左右・上下に揺れます。この揺れと馬の体温が適度の緊張とリラックスを生み、騎乗者は自然に馬の動きに合わせてバランスをとろうとします。これが脳幹を刺激し、筋肉の発達や血液の循環を助け肺活量も増すなど、健康全般の促進につながります。

◎心理教育的なもの

 大動物と触れ合いながら今まで体験したことのない高い視野、スピード感を味わい、「馬に乗った」という満足感、「自分の何倍もある大きな馬を操れた」という自信が生まれます。

◎社会的なもの

 ボランティアや活動に関わる人々たちとの交流が人間関係を豊かにする楽しみの場ともなります。
 楽しみの中に発達はあると思われます。馬場を一周する間に、どの騎乗者も緊張した顔がおもいっきりの笑顔に変わることでしょう。


 乗馬を始める時には、騎乗者は馬に乗っても問題ないかどうかをあらかじめ医師及びインストラクターとよく相談します。もっている障がいが馬に乗ることによって悪化をしないか?馬の動きによる刺激によって発作が起きないか?馬に対しての制限体重を超えていないか?などを確認します。
 そして、いよいよボランティアの助けを借りながら乗馬をすることになります。

良く調教されたおとなしい馬。
健康で人との仕事を好む馬。


インストラクター

レッスンの責任者。
騎乗者に合った馬、リーダー、サイドウォーカーを選びます。
障がいや目的に合わせて、運動、乗馬練習、ゲームなどを組合せたレッスン計画をたて、騎乗者についての記録をとります。
また、医学、教育などの専門家に指導方針について助言してもらいボランティアを含むチーム全体の協調をはかります。


リーダー

馬を引く人です。
レッスン中の馬についての責任を持ちます。
馬装の確認や馬の状態に気をつけます。


サイドウォーカー

馬の左右につく人です。
レッスン中の騎乗者について責任を持ちます。
必要に応じてインストラクターの指示を騎乗者にわかりやすく説明し、騎乗者をリラックスさせ、勇気づけます。
レッスン終了後には、インストラクターに騎乗者の様子を伝えます。

 全体のレッスンプログラムはインストラクターが計画します。しかし、レッスンの基本にあるのは、騎乗者が楽しんで乗馬ができ、ボランティアも一緒に楽しめ、乗った後に充実感と満足感がもてるようにすることです。